ロボットガールズZ

映画「ロボットガールズZ」を観ました。

テレビシリーズは(たぶん)初回の無料お試し版程度。
マジンガーZさんやらなんやらロボットさんが、みんな女子の人になっている世界のお話。
万能エネルギー光子力を狙う謎の地下帝国と戦います。

元ネタは世代からは少し外れている(気がします)し、スパロボとかもやったことがないので、正直、あまりご縁がありませんでした。
強いて言えばナデシコのゲキガンガーでその名残を知るくらい。
女子の人ばかりということで基本的にきゃっきゃうふふ空間ですが、意外とやってることはえげつないというか、みんな顔がぼこぼこになったり服を破かれたり、容赦ないです。
劣悪とか言われたら否定できない感。
(だからといって排除されるべきとは思いません。)
涙目女子属性を開発された気分です。

そんな中でひとり気を吐いていたのが、暗黒大将軍さん。
ああいうとんがった女子の人こそ至高だと思うです。
調和的なオチも含めて、よいものです。
田村ゆかりさんの底力。

あしゅら男爵さんの年増属性もなかなかお見事。
半陰陽成分は薄めですが、健気で不憫な中間管理職感がすばらでした。
終盤の展開は意外にも熱いです。

意外といえば、いまいちいけてないだかもえないだかな娘さんも登場。
コレジャナイ(笑)
逆説的に、作画の安定感がよくわかる構造になっているのかも。

人物が登場する際に、キャラクター名と中の人が表記されるのは、わかりやすくていいなあ、と思いました。
といっても大半は存じ上げなくて、久川綾さん田村ゆかりさんを除くと、
東山奈央さん州崎綾さん内田真礼さん津田美波さんあたりならわかる程度(シンデレラ感)
あと、佐藤聡美さん寿美菜子さんのけいおん感(古)

そんなわけで、かつては熱血男子の象徴だったはずのものが、こうして女子の人化してしまうあたり、現代の倒錯感が如実にあらわれているのかしら、などと思いました。

ロボットガールズZ VOL.1 [Blu-ray]

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