アニメミライ2014 感想

アニメミライ2014を観ました。
4作の短編集です。

パロルのみらい島

モナー枠。
人間文明から隔絶した孤島に暮らす謎の二足歩行のケモノさんたちのお話。
主人公っぽいパロルさんがうじうじうじうじとしみったれていて困りましたが、動き出してみるとけっこうがんばってました。
それにしても、唐突などうしてそうなった感。
メガネさんの存在意義。

大きい1年生と小さな2年生

小学1年生にしては大柄ながら少し内気っぽい男子と、小学2年生の小柄で元気な女子の人のお話。
小学校低学年にしてはちょいとしっかりしすぎじゃないかと感じることしきり。
大人の男女の機微と変わらないように見えてしまいました。
森の入り口が怖いっていう感覚はそれっぽいですが。

「黒の栖ークロノスー」

「死」の周辺にちらちらと現れる黒服さんが見えてしまう(たぶん)高校生男子が主人公。
幼なじみのヒロインさんが、取り返しのつかないことになってるっぽいということで、もっとひどい方向を想像してしまった自分はかなり毒されています。

「アルモニ」

(たぶん)高校生のお話。
絶対音感っぽい、一度聞いた曲を覚えることができる能力を持つ主人公さんですが、だからといってフツーの生活では世界を救うような活躍ができるわけでもなく。
同級生の女子の人と、いかにして接点を持つかは至上の命題です。
そんなわけで、あんなわけのわからないきっかけで接近できたとして、運よく交際まで発展したとしても、長続きするのは難しそうだな〜、などと感じたのでした。
イヴの時間」や「サカサマのパテマ」の監督さんらしく、SFちっくなロボット要素も盛り込まれていますが、なんだかボカロ曲っぽいな〜、みたいな印象もありつつ、主題歌作曲のトラボルタさんって「ココロ」や「オメデトウ」のトラボルタPなのかしら。

4作中3作が学園ものということで、多様さの面ではいまひとつな感じもありますが、それぞれそれなりに楽しめました。
ただ、昨年2013の「リトルウィッチアカデミア」や「デスビリヤード」に比べると見劣りしてしまうかも。