R100 感想

映画「R100」を観ました。

R15+。

えすえむ!のお話かと思いきや、二転三転、思わぬ方向へ展開していきました。

以下、ネタバレ注意





主人公さんが入会したのは、店舗内ではなく、日常のふとした場面に女王様が乱入してくるという特殊なプレイのお店でした。
茶店で、路上で、噴水で、トイレで、唐突に殴る蹴るのプレイが始まります。

が、次第にプレイは過激化していきます。
謎の官能組織ボンデージを相手に、ごく普通のサラリーマンである主人公は家族を守ることができるのか。

意外にも、手に汗握る、わくわくてかてかな展開でした。
何事も先入観で判断するのはよくないものです。

ただ、難点もいくつか。

まず、主人公さんが快感を得たときの表情が、正直気持ち悪いです。
意図的に加工しているのでしょうけれども、なんともイヤな感じに気持ち悪い。
あの気持ち悪さは尋常ではありません。
あれはないわ〜。

次に、本作の主眼であるえすえむ!プレイの難易度の高さ。
殴る蹴るから鞭打ち蝋燭縄縛り猿轡あたりはまあ(経験は無いですが知識としては理解できるという意味で)ごくごく一般的な範囲かと思いますが、
寿司を叩き潰したり、唾液を吐きかけられたりは、なかなか高難易度かと。
フェチズムって奥が深いというか世界は広いというか。

結末に至っては嗜好が特異すぎてまあ。
でもそういえばどこか外国ではポスターになってたりしたのでしたか。

メタ的なというか自己言及的なセルフツッコミもいまいち感。
言い訳っぽいです。
100歳の人に怒られそう。

最後に、結局のところどこに年齢制限の要素があるのかわかりませんでした。
まあ児童に観せられるようなものではないのは確かでしょうけれども。
変な方向に目覚めそう。

そんなこんなで、ひやかし半分で観賞してみたら意外と楽しめたのでした。