ATARU 感想

映画「劇場版ATARU -THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-」を観ました。
テレビシリーズ未見。

純真無垢な新世界の神さまのお話でした。
罪深い大人は粛清されねばならない。
悲しいお話です。

正直なところ、サヴァン症候群というものの知識が戯言シリーズ程度しかないもので、どういった方面の才能が特化するものなのかよくわからないのですが、本作の主人公アタルさんは記憶力観察力洞察力計算力と多方面で万能感。
とても便利なあまり、善悪の概念をも国境の物理的距離をも超越していきます。

やたらと国際的なわりには日本人的な風貌の人が大半を占めるのがなんとも牧歌的。
無理に外国語を喋ろうとしなくてもいいのに。

ともあれ、超高性能なコンピュータに凶悪犯罪のデータベースを集積したらそのコピーができました、というのはなんとも単純だなあと感じます。
感情だけ後からとってつけたような感じ。

あんまり偏執的な怖さは感じなかったような気がします。