真夏の方程式 感想

映画「真夏の方程式」を観ました。

原作未読。
容疑者Xの献身はテレビ放送で観た記憶。

夏休みの海を舞台にしたお話です。
おとなの身勝手に振り回されるこどもたちが重たいものを背負わされすぎていて、なんともいたたまれないです。

殺人トリックについては、あの部屋だけ狙って意図的に、というのがかなり無茶なような気がしてしまいました。あんな欠陥があったら、事件以前に消防か何かのきまりごとでNG ではないのかしら。
恐ろしい。
実際に事故になったこともあったはずですし*1、あのあたりの管理は厳しくなっているのではないのかと思うのですが。

小学生が夏休みの自由研究で三角関数に挑むって、ものすごいことではないかしら。
と思ったものの、そういえば、あんなに繰り返してピンポイントに狙わなくても、ある程度のところで目的は達成できたんじゃね?、などと思ってしまったのでした。
実験の目的と手段がごっちゃになっちゃってますかね。

真夏の方程式 (文春文庫)

真夏の方程式 (文春文庫)

*1:http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g100125a01j.pdf、原作が平成23年みたいなのであの事故をヒントにしているのかしら