図書館戦争 感想

映画「図書館戦争」を観ました。

原作未読。
アニメは映画だけ既見。

メディア良化法によって弾圧される書籍を守る、図書館の軍隊のお話です。

人々の無関心が引き起こすかもしれないifの世界。
銃撃戦や焚書が日常茶飯事になるなんて、怖い世界です。
本に書かれた虚構なんかよりも、現実のほうがよっぽど怖いです。
良化隊の方々も流通した書籍を一軒一軒まわって検閲するなんて、ご苦労様なことです。
根元である出版社さんに向かわないのが不思議ではあります。
現実社会では出版社さんのほうが苦しい目に合っていそうですのに。



公序良俗を乱す図書館を制圧せねばならないという良化隊さんの使命感はまあわからないでもないですが、
だからといってテロリスト集団による大量虐殺放火事件や誘拐事件をうやむやに放置しようという世界はなんとも恐ろしいです。

メディアの良化以上にやらねばならないことがありそうなものです。


何より、メディア良化のために銃器の使用が許される、という感覚が物騒です。
平和がいちばんです。



本題であるところのらぶでこめな側面は、とにかく、どうじょう教官のつんでれさん具合に尽きます。
フォーゼさんも良い役どころでありました。