蒼穹のファフナーADOLESCENCE 感想
冲方丁「蒼穹のファフナー ADOLESCENCE」、ハヤカワ文庫
TVアニメ「蒼穹のファフナー」の小説版(電撃文庫)に、テレビ特番「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」の脚本を加えたもの、だそうです。
TVシリーズは、たしか某にこにこさんで視聴済み。
「RIGHT OF LEFT」は初見。
本編では、「敵」の襲撃以前の日常から、「敵」の襲来、ファフナーへの搭乗、迎撃に至るまで、もううろ覚えですがアニメでは描かれていなかったはずの部分まで詳細に描写されているような気がします。
ずいぶんと別物な気がします。
とくに印象的なのが、蔵前さんの存在。
アニメではあんまりというかほとんど記憶にありませんでしたが、本編、RoLともに印象的な存在感を示します。
「RIGHT OF LEFT」は、アニメ本編の半年くらい前のお話でしょうか。
先代のパイロットたちによる過酷なL計画の経緯です。
平和に思えた日常が誰かの献身で成り立っているということ、それを知っているのと知らないのとでは、その人の世界観に大きな違いが生じるのでありましょう。
総士さんと一騎さんとの認識の違いなのでしょうかしら。
蒼穹のファフナー ADOLESCENCE (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: 文庫
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