相棒シリーズ X DAY - 思い出の小箱の隅

映画「相棒シリーズ X DAY」を観ました。

テレビシリーズは数話、チラッと観たことがある程度。

本作では、テレビシリーズでは脇役だった殺人担当の刑事さんと、サイバー犯罪担当の刑事さんが相棒になります。

日本銀行券を巡る、複雑怪奇な事件です。
銀行で現金を引き出せなくなるとか、どこか外国で現実に似たような事態が起きたりしていたみたいですし、日本銀行券がはたしていつまで信用できるのか、空恐ろしくなります。

殺人犯を検挙しようと熱く躍起になる殺人担当の刑事さんと、自分の職分をわきまえて賢しく振る舞うサイバー犯罪担当の刑事さんとが、衝突しながらも次第に打ち解けていく様子は、某虎さんと兎さんの関係に近いものがあるのではないかと思ったりしました。
バディものの醍醐味といったところでしょうか。

一方で、政治屋さんの世界は、まるで雲の上の別世界のようです。なんだか不思議空間でした。

テレビシリーズの主人公さんは、おそらく切り札的な存在だったのでしょうけれども、なんだかただの説明役として登場しただけな感も。
テレビシリーズのファンの人はどう観るのかしら、などと心配になったりしました。