ドラえもんのび太と奇跡の島(2012) 感想

「映画ドラえもんのび太と奇跡の島〜アニマルアドベンチャー〜」を観ました。

絶滅した動物を保護している架空の島を舞台にしたお話。

といえば「雲の王国」を思い出しますが、あれよりも、親子の絆みたいなものを強調した作りかと。

時代背景は常に更新されているとはいえ、スカイツリーまででてきてしまうことにびっくり。

今から30年前では、「白ゆりのような女の子」のお話はもうできないのかなあ、とか思ってしまいました。

のび太さんが生まれた日のあたりは、わりかし忠実だった印象です。

あと、のび助パパが画家志望だったという設定が活きているあたりは嬉しい配慮。

ドラえもんさんの秘密道具が使えなくてドタバタするのは恒例行事ですが、のび太さんがドラえもんさんを頼りすぎだと静香さんから叱咤されるというのは珍しいのではないかしら。

というか、のび太さんの性格がなんだかブレてしまっているように感じてしまうのはもったいない気もします。

映画のときくらい、勇敢なのび太さんでいてくれてもいいのに。

ジャイアンさんはいつもながらの安心感。

スネ夫さんがおいしいところを持っていくのもいつもながらかしら。



総じて、とくに欠点はないと思いますが、個人的には「雲の王国」の登場人物勢揃い感が好きだったので、ちょっぴり残念な気持ちもあるのでした。


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