friends もののけ島のナキ 感想

映画「friends もののけ島のナキ」を観ました。

古典「泣いた赤鬼」を原案としたお話です。

赤鬼さんことナキさんと青鬼さんことグンジョーさんの住むもののけ島に、人間の子どものコタケさんが迷いこみます。

そもそももののけ島の住人たちは、人間から迫害を受けて逃れてきたので、はじめは人間の子どもであるコタケさんを邪険に扱います。

が、すったもんだあって、交流する中で、心を通わせていきます。

コタケさんがなんともかわいらしく、やんちゃながらも小さな身体で懸命に生きている姿が微笑ましいです。

ちょうどこの正月に1歳ちょっとの甥っ子と顔を合わせることがあったのですが、その姿と重なったりしました。



後半は、まるまる「泣いた赤鬼」のシークエンス。

冷静になると理不尽さすら感じてしまうものの、物語の最中はぐぐっと感情移入してしまい、涙腺決壊です。

新年初泣きです。

ここらの、涙腺を刺激する要因が、実はいまいち分析できていません。

やっぱり青鬼さんの献身的な、まさに身を張っての友情に、心を打たれるのかしら。

エンディングで描かれる、もののけ島の住人たちと人間たちの和解の様子もぐっときます。

青鬼さんに幸あらんことを。