ザ・マジックアワー
映画「ザ・マジックアワー」のテレビ放送を録画で観ました。
初見。
役者さんを騙して、暴力的な組織っぽい人たちを騙そうとするお話です。
マジックアワーとは、日が落ちてから暗くなるまでの、空が素敵な色合いになる時間帯を示す映画用語とのこと。
素敵な単語です。
作中でも、映画を引用して、映画と現実との対比を描こうとしているかのようですが、
マジックアワーという単語は、なんだか良い話風にまとめるために用いられた感で、お話そのものには関わってこなかったような気もしてみたり。
役者さんと引用される映画との関係には、ぐっとくるものがありましたので、お話との本筋との関連性が、もう少し欲しかった気がします。
役者さんと依頼主さんとの、化かし合い、だましだまされ、切羽詰まっての逆転劇みたいなものを楽しめました。
契約―再契約の物語としても、みることができるのかもしれません。
巻き込まれ型の登場人物が、紆余曲折を経て、改めて自分の意思で立ち向かう様子には、やはり心を打たれます。