電人ザボーガー
映画「電人ザボーガー」を観ました。
旧作未見。
エンディングの映像の感じでは、旧作を相当にリスペクトしたものであるご様子でしょうか。
青年期と熟年期の二部構成、父子三代に渡る大河ドラマです。
どこかのがんだむさんが同じような謳い文句だったような気がしますが気にしない。
壮絶で悲哀に満ちた愛憎劇が繰り広げられます。
ザボーガーさんは音声入力で行動する高性能ロボットです。
主人公さんは単独でも敵性サイボーグと戦闘するだけの能力の高い人物。
そんな主人公さんとザボーガーさんが、兄弟で相棒という設定は、斬新に思えます。
敵対する組織シグマのミス・ボーグさんも哀切を感じさせる良いキャラクターでした。
そして、25年後の熟年期編では、思ってもみなかったような形で、家族が対面することになります。
悲劇的です。
正義とは何か、家族とはどうあるべきか、何のために戦うのか、
ヒーローの苦悩と葛藤が、痛々しいほどににじみ出てきます。
結末は予定調和的なはっぴーえんどなので、後味もすっきり爽やかです。
いろいろと考えさせられる、良質のドラマでありました。