インシテミル
映画「インシテミル〜七日間のデスゲーム」をテレビ放送にて観ました。
原作既読。
高額な報酬につられて集まった人々による、閉鎖空間でのサバイバルゲームです。
舞台装置は原作に近いものの、緻密さ繊細さやイベントの順番、内容がずいぶんと違っているようです。
人物設定も少しずつ違っているような。
ところどころで、人物描写に注力されていて、バランスが奇妙です。
原作既読でも意外性を楽しめるという意味では、改変もよいものなのかもしれませんが、それがことごとくツッコミどころになってしまうのは困りものかもしれません。
なんだか人情ものっぽくなってきたな〜と思いきや、「数字」の意味は辛辣。
悪趣味です。
それでも、機構のお金の出所がわかりやすいという点では好印象。
すわなさんの正体にもびっくり。
そうきましたか〜。
そんなわけで、原作のような、解決プロセスの爽快感はあまり感じられず、サバイバル側に偏った雰囲気ではありますが、原作を違った目で見ることができて、良い経験になったと思います。