モテキ

映画「モテキ」を観ました。

原作既読。
テレビドラマ未見。

聞きかじってところによると、テレビドラマの続編にあたるオリジナルストーリーらしいです。

ニュースサイト「ナタリー」の会社に就職した主人公くんが、四人の女性と出会います。

とりあえず率直な感想として、恋愛ってめんどくさいものだなあ、と。

昨日、ふと結婚してみたくなったりしたわけですが、そこに至る過程は、たいへんそうだなあと改めて思わされました。

そういう意味では、結婚歴有り子持ちの仲里依紗さんみたいなところは案外優良物件なのではないかしらとも思えます。



麻生久美子さんについては、どうして主人公くんに好意を抱いたのかよくわからない面もあって、もやもやします。
物件として申し分ない上にあそこまで進展しておいてのちゃぶ台返しにびっくりします。
結末もまた、もやもやします。
それでいいのか、と思うものの、そうやって経験を積んでいくしかないのかもしれない、とも思わされます。



長澤まさみさんに関しては、最初の段階から、妙にいたたまれない感があって、もぞもぞとしました。
あの距離感の近さ気安さは、ものすごいですね。
結末はああなりはしたものの、その後も苦労は多々あるのではないかしら。



真木よう子さんは、まあ、あんな上司がいたらたいへんそうだけどいいなあ、と思う程度でしょうか。
攻略対象外っぽいです。



ナタリーさん所属な上に、ついったさんもバリバリと活用されていて、さぶかる最先端という印象もあります。

本人出演も多数。
にぎやかです。
エンディングはどこを見ていいやらわからず混乱します。

そういえば本棚にF全集のジャングル黒べえだけあるのがなんだか不思議でした。



挿入曲もふんだんで、有名な曲からあんまり知らない曲まで、いろんな形で使われていました。
筆頭はパフュームさんでしょうか。
あの独特のダンスに主人公くんが紛れ込んでの一大パフォーマンスは見ていて楽しいものでした。



そんなこんなで、男子のモテキという題材でありながら、原作同様に女性陣の生き様をこそ描いているかのような作品でありました。