ゴールデンタイム 3
竹宮ゆゆこ「ゴールデンタイム 3 仮面舞踏会」(電撃文庫)を読みました。
大学生リア充物語、第3巻です。
ついに、多田万里さんと加賀香子さんの交際が始まります。
甘ったるくてほろ苦い、初々しい青臭さがそこはかとなく漂っているかのようです。
仮面をかぶって言い出せずに滞っていたいろいろな毒素が、少しずつ解消されていく様子に、ゆゆぽ様の筆も冴え渡ります。
タイミングを逃すと毒素が蓄積されていくというのはまったくそのとおりで、おかげさまで毒素まみれの身ですもの。
それが解消されていくというのは、他人事ではありながら、読んでいて心がすっとするものです。
ところで、多田万里さんが抱えた時限爆弾、幽霊さんが、いよいよ本格的に動き出すようで。
リンダ先輩との間の秘め事が、加賀香子さんにバレたっぽい感じのところにもってきての急展開。
ウヴォイ。
続刊が気になります。