スーパー!

映画「スーパー!」を観ました。

R-15です。
たしかに、過激な場面満載ですので、要注意。

以下、ネタバレ注意







中年のおじさんがヒーローになるお話、と書くと、某タイガー&バニーのようですが、こちらは、残念ながらヒーローになりきれなかったヒーローのお話。



主人公のフランクさんは、とある事件を契機に、手作りの衣装をまとって、クリムゾンボルトと名乗るヒーローとなります。

ただし、特殊な能力に目覚めたりということはなく、手にパイプレンチを握って、小悪党を殴り倒すだけ。

そのために、既存のヒーローの研究もしたりします。

相棒のボルティーとなるのは、そんなヒーローショップの店員さん。

ヒーローの知識はあるものの、実力はなんとも残念。

その末路には切なさが残ります。



スターレジェンド的に、ヒーローとしての道を指し示すヒーローもいたりしますが、クリムゾンボルトさんとは直接の面識はなかったですかしら。



敵となるのは、フランクさんの奥さんを連れ去った薬物取扱人。

小悪党ではありますが、それなりにラスボス感もありました。



ともかく、パイプレンチで殴り倒すは、車で轢き潰すは、銃弾が飛び交うは、爆弾が炸裂すると肉片が飛び散るは、

血がどばどばと流れる感じではないものの、その量の少なさが逆に真に迫っているかのようで、スプラッタというかグロテスクというか。

そんな惨劇の中にも、ヒーローとしての哀愁が漂っているかのようです。