空海と密教美術展

東京国立博物館平成館「空海密教美術展」へ行ってきました。

『この夏、マンダラのパワーを浴びる。』だそうです。

どうしてかわかりませんが、ものすごい混雑でした。

日本人の皆様は、そんなに仏教が大好きなのかしら。
とか思ったり。



展示は、空海さんが唐からご請来した仏像、仏具を中心にしつつも、空海さん筆による書物などもありました。

自分は書の心得がなくて、とめはねっさんを読んで勉強している程度なのでよくわかりませんが、立ち止まって食い入るように観賞なさっている方々が大勢いらっしゃったところをみると、日本人の皆様の教養の高さを思い知らされます。



曼茶羅図などは、ずいぶんと劣化のひどいものもありましたが、それだけ過酷な修業にさらされていたということかしら。

仏像曼茶羅は圧巻。

21体のうちの8体だけの展示ではありましたが、それぞれに迫力のある仏像が一堂に会するという姿は、それだけで圧倒的なものでした。



仏の道は険しそうです。