劇場版マクロスF恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜

映画「劇場版マクロスF恋離飛翼サヨナラノツバサ〜」を観ました

前編「〜イツワリノウタヒメ〜」に続く、後編、完結編です。

二つの宇宙移民船団「フロンティア」と「ギャラクシー」のいざこざと、
謎の宇宙生物バジュラによる襲撃、
という大筋はTVシリーズと変わらないながらも、
所々に違いが生じて、結果的にまったく別のお話になってしまったかのようです。

お話については、語ろうとするとネタバレを避けられず、それがけっこう致命的な感じだったりするので、
ご覧になる予定のある方は、事前情報には留意されたく。

トライアングラーに関しては、しっかりと決着した、と言っていいのでしょう。きっと。



で、マクロスといえば「歌」ということで、前編同様、むしろそれ以上に、シェリルさんとランカさんのライブ映像てんこ盛りです。

CGの粋を結集したかのような、映像美。
かっこいい/お色気路線なシェリルさんと、かわいらしい路線のランカさんと、実に対照的ながら、どちらも素晴らしい。

ランカさんは特に、前編ではまだまだ駆け出しアイドルといった風でしたが、今回はしっかりと、「超時空シンデレラ」としての存在感を発揮します。

シェリルさんはといえば、こちらはさすがの貫禄。
ただただ圧倒されるばかりです。

欲を言えば、戦闘の爆音で、せっかくの歌がかき消されてしまったりしてしまうのが残念でしょうか。
新曲が多いだけに、もっと歌を聴きたい!、と思わされてしまいます。

サントラが待ち遠しいです。



ともかく、えー?っと思わせておいて、おー!っと胸をなで下ろすような、ある意味ではご都合主義的な面もありつつも、なんだかんだで後味は良いものだったと思います。

悲劇をお好みの向きにはいまひとつかもですが、
娯楽としては満足だったと思うのでした。