宮成楽「晴れのちシンデレラ」1〜3巻、竹書房

主人公の春日晴さんは、お嬢様高校きっての才媛なのですが、かつて極貧だった過去があるのです……。
というお話。

極貧というか、野性児に近い(?)環境だったようで、身体能力やら食への執着やらが超越してしまっているような人物が、一転してお嬢様な環境に溶け込もうとすることで生じる認識のズレみたいなものを楽しむコメディ、
……とかって文字にすると妙に堅苦しいですが、
要は、突然シンデレラになりました、ヒャッハー、とはいえ戸惑いも大きいよね〜、って感じですかしら。

周囲がお嬢様ばかりのお上品な世界に放り込まれた野性児さんが右往左往するのが楽しくもありつつ、
野性児さんとはいえ躾の良さがしっかりしているのでほんわか温かいお話におさまります。