町田ひらく展「こどもべ也」

ヴァニラ画廊にて開催中の、町田ひらく展「こどもべ也」へ行ってきました。

東京は銀座のど真ん中、松坂屋のすぐ裏手に位置する、画廊さんばかりが入居している年季の入ったビルの一室でした。

18才未満入室不可です
性的な内容が含まれますので、ご注意願います。



町田ひらくさんは、いわゆるエロマンガ家さんで、低年齢の女子の人を主人公とする作品が多いのですが、
そこで描かれる世界は無慈悲で、凄惨で、無常で、
いわゆるエロマンガの中でも特異です。

今回の展覧会に寄せられたご本人の言葉をそのまま引用すると、
『互いの年齢差を無視して性交をする男女の漫画を描き続けているうちに、どちらが主役なのかが分からなくなってきました。大人の欲望のママに嬲られる青い性が描きたいのか。小さき者相手に射精して遊ぶ大人の男の必死が面白いのか。一回の物語の間にも、主役は目まぐるしく入れ替わります。本人たちからすれば、それどころでは無いでしょうが。』
とのこと。

単純な娯楽やポルノグラフには止まらない、突き放すような視点は、
その滑稽さをも浮き彫りにしようとしているかのようです。



ところで、展示されていた原稿に、所々、薄い紙が被せてあったのですが、あれは何だったのかしら???