水上悟志「惑星のさみだれ」6巻、少年画報社

1〜5巻の感想を書かなくちゃ〜っと思っていたら、6巻が出てしまいました。

えーと、魔法使いさんが空に浮かぶ「ビスケットハンマー」で地球を砕こうしていて、
それを止めようとする、救世主にしてお姫様のさみだれさんと、彼女に従う騎士さんたちの、戦いのお話です。

ただし、このお話で特異なのは、救世主さみだれさんが魔法使いと戦う理由が、「自分で地球を砕くため」というもの。

この魔王としてのさみだれさんを知っているのは、今のところ、主人公の雨宮夕日くんだけなのです。


で、その騎士さんたちの熱い戦いぶりや生き様、散り際のかっこよさが、おそらくこの作品の最大の魅力になろうかと思うわけですが、
そしてこの6巻でもまた一人散っていき、彼に対する周囲の反応がまた涙を誘うわけですが、
まぁ、それはそれとして、個人的には、「ビスケットハンマー」とか、必殺チョップで地球を砕いてみせると涙を浮かべたりとか、なんとも"the pillows"ちっくな雰囲気が漂っているところが、たまらなくたまらなかったりするわけです。