相田裕「GUNSLINGER GIRL with Libretto!」10巻、電撃コミックス

前巻で同期のアンジェリカさんが亡くなったのを受けて思い悩むトリエラさんが、自分の過去と向き合います。

以前のお話と密接に関連しているので、そちらも参照すればより一層感情移入できるのでしょうけども…

ロウソクの喩え話が挿入されている通り、いずれ燃え尽きるであろうという予感が、この巻全体を支配しているように感じます。

終盤で仄めかされる福祉公社の役割の終焉が、彼女たち義体とその担当官たちにどう影響していくのかが、今後の見どころになりそうです。


ところで、この10巻、Libretto!という小冊子が付録のものもありまして、
こちらは、舞台となる架空のイタリアの絵本風ガイドブックになっています。

作中で登場した街の位置関係や、ローマ市街の地図、さらには銃器や自動車、洋服、料理と、賑やかな内容になっています。