T・Pぼん【スペシャル版】2

藤子・F・不二雄T・Pぼんスペシャル版】」2巻、潮出版社を読みました♪
既刊に収録済みのお話ばかりですが。

マラトン大会戦」
ラソンの由来となる故事のお話です。
紀元前からずっと走り続けてます。

「シンドバッド最後の航海」
えーと、ドラえもん大長編の原型になるのでしょうか。
直接的には関係ない気もしますが、あちらでも時間旅行者が出てきたような?

「超空間の漂流者」
リーム編の最終話です。
SFとしての面白さも抜群ですが、
なによりもこのときのリームさんの心情、切なさみたいなものが、
なんとも言えず、たまらんです。

「通り魔殺人事件」
第2部、安川ユミ子編のはじまりです。
今回初出をはじめて知ったのですが、掲載誌がここから替わっていたようで。
妙に説明くさい台詞や場面展開が多いとは思っていたのですが、
作品紹介を兼ねてたんですね。

「チャク・モールのいけにえ」
マヤ文明のいけにえのお話です。
後輩ができて先輩風を吹かせようと必死なぼんくんですが、
結局女性上位なところがF先生ですね〜

「平家の落人」
壇ノ浦の合戦です。
男装といっても、和装な上にこの絵柄だとあんまり違いがわからなかったり。

「ドラキュラの館」
ドラキュラ伝説の元ネタだそうで。
1巻の魔女狩りと並んで、グロテスクでトラウマもののお話です。

「最初のアメリカ人」
氷河期に大陸を渡るお話です。
人類皆兄弟。

「シュメールの少年」
文字の誕生のお話です。
文字と同時に通信の誕生でもあるわけですね。

「武蔵野の先人たち」
日本の古代のお話です。
髪を伸ばしたユミ子さんが、リームさんそっくりで困ります。

「T・P隊員の犯罪」
T・P隊員ゆえの苦悩ですね。
人命に関してはことあるごとに描かれてきましたが、
ここではもう少し視野を広げた問題を取り上げています。
それにしても、レビアタンは迫力あります。