NHK教育 芸術劇場「冬の入り口」

TVを回してたら、お芝居をやってたので、見入ってしまいました。


火葬場での悲喜こもごも、というお話だと思いますが…

場面が固定で、登場人物が入れ替わり立ち替わり、賑やかにテンポよく展開していく様子が、小気味よくて、おもしろかったです。


亡くなったのは本屋の社長?で、その長男夫妻、次男夫妻と、故人の参加していた俳句・短歌の会の関係者だの、板前さんだの、火葬場の人だの、果ては故人の隠し子夫妻と、結構な大人数が登場しました。

各場面ではだいたい3〜5人くらいで進行する形で、いろんな人間関係が見られるようになってました。

中心になる人物もその都度替わるので、はじめは混乱しましたが、慣れると楽しいものですね(*^_^*)


舞台は青森だそうで、方言混じりのセリフがユーモラスで、暖かみがあって、心地好く感じました。

次男の人が特に訛りが強く、多弁で気さくな感じで、
長男の人の言葉少なでどっしりした雰囲気と対比されていたようです。

最後は、この次男と、東京から来た隠し子との対峙になるわけですが、照明が落ちて、スポットライトで顔と手だけが浮かび上がる中、二人で黙々とひたすら喰う姿が、なんだか印象に残りそうです。