精霊の守り人

上橋菜穂子精霊の守り人」を読みました。
アニメの原作らしいですが、現在放送中、でいいんでしょうか…BS観られないので…


異世界ファンタジー、というんですね。
この手のお話は大好きなのですが、なぜか、全然接点がないまま過ごしてきました。

巻末の解説で、恩田陸さんが挙げている、「ナルニア国ものがたり」、「ゲド戦記」、「指輪物語」のうち、ゲド戦記しか読んでいません。
それも、映画を観てからでしたし…
他2作は、映画すら観てません。

む〜、かなりモッタイナイ生き方をしてきた模様です…
まぁ、遅ればせながら、出会えてよかった、かなo(^-^)o



物語は、追う側と追われる側との対立から始まって、徐々に真の敵が明らかになって、最後は協力して、ハッピーエンド(?)

過去の征服者によってねじ曲げられた英雄伝説と、征服された側の民間伝承とから、謎を解明していく様子は、どことなく、諸星大二郎先生の稗田先生シリーズを思い起こしました。
ちょうど天孫降臨とか読んだところだったので。


物語の大きな流れの中で、登場人物の心情が変化していく様子も、いいですねo(^-^)o



登場人物では、強くて優しくてかっこいい30歳独身のヒロインもいいですが、
序盤にチラッと出てきただけのお妃様が、聡明で、気丈で、素敵だなぁ、と思いました(*^_^*)



えと、今回、文庫版で読んだわけですが、続編が文庫化されるのを待つか、不揃いになるけど既刊のシリーズに手を出すか、む〜、迷うところです…