[映画]青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 感想

映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を観ました。
2019年7月6日、川崎チネチッタにて。
原作未読。テレビアニメシリーズ未見。

・この2日間のアニメ映画まつり(個人開催)のしめくくりだったせいか、この2日間で見た映画の集大成みたいな感覚でした。
・具体的には海獣の子供ときみ波とタガタメ

・高校生ってすごいな、というのと、高校生が背負うには重すぎやしないかみたいな気持ちと

・といっても、きみ波の主人公も大学入ったばかりっぽかったし年齢的には1~2歳程度の違いか

・きみ波は基本的に感情が自己基準なぶんシンプルでわかりやすく感じられた気がしますけど、青ブタの登場人物たちは相手の気持ちを踏まえた上でその向こう側の動きをしようとするから回りくどいというかめんどくさいというか。

・あと、自分の身が危機に瀕しているときは自分の手の届く範囲だけでいっぱいいっぱいだとか言いながら、自分の身の安全を確保できたらもう少し広い範囲にまで手を広げようとする貪欲さというか強欲さがものすごい

・いや、説明を聞いた限りだと必ずしも自分たちの身の安全を確保できたわけではなかったみたいだけど

・少なくとも出会いの形やらきっかけやらが変化してしまったはず(らしい)のだから、その後に築かれた人間関係も、それまでに(おそらくテレビアニメシリーズで)描かれてきたものとは異なってしまっているのでしょうし、むしろ、よくまあ元の鞘におさまったというべきなのかも

 

バルト9の下のフロアで青ブタ(と、わた天)のイベント展示みたいなのをやってましたけど、ああいう、あの男主人公だからこそのヒロインたちみたいな構図になってる作品だと、キャラクター単体を物語から分離して愛でるみたいなのは難しそうな印象かも
・ただ、物語の構造的にストーリーの分岐点を随所に挿入しやすくなってるので、ストーリー分岐の別ルートものみたいな妄想はしやすそうでもあるのかも

 

フレームアームズガール 感想

映画「フレームアームズ・ガール きゃっきゃうふふなワンダーランド」を観ました。
2019年7月6日、109シネマズ川崎にて。

・テレビアニメシリーズはいちおう一通り見たはず
・テレビアニメシリーズの振り返りというかオーディオコメンタリーみたいな感じ、だったのかしら
・新作パートもけっこうあったはず

・オープニングが、たぶんテレビアニメシリーズと基本的には同じ気がしますけど、いわゆるSE付きのオープニングになっててめちゃめちゃかっこいい
・ロボットアニメみたい

・座席の都合でスクリーンまでの距離が近くて、視界にスクリーン全体がおさまりきらなくて、迫力は感じるものの画面に何が映っているのか把握しにくかったり、やっぱり後ろのほうの座席で全体を見渡せるほうが好みだなーと改めて思いました。

 

誰ガ為のアルケミスト 感想

映画「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」を観ました。
2019年7月6日、TOHOシネマズ川崎にて。

・2時間の尺におさめるにはいろいろ詰め込みすぎなんじゃないかというくらいにいろいろ詰め込まれていました。

・なろう系の異世界転生・召喚もの(といってもアニメ化された作品程度の知識しかないのでかなり雑ですが)というよりかは、往年のエスカフローネとかレイアースとかエルハザードとかあのあたりの雰囲気というか(ダンバインはあんまり知らないもので)

・いや、地球風の味付けすげーみたいなのもあったか

・なろう系とかくくってしまうと雑すぎるから、初めからチート的な能力で無双する系ではなくて、異世界人ならではの特殊能力はあるものの能力を使いこなせるわけでもなくちょいちょい苦戦する系、みたいな
・雑さは大して変わらないか

 

スマホゲームならではの召喚システムに対するアンチテーゼみたいな側面もあったり

・「共感が大事」とか言って闇落ちした人たちを回復しておきながら、その返す刀でよっしゃ敵を殲滅しちゃるとばかりに総攻撃を始める脳みそ筋肉っぷりは笑いどころなのかしら
・観客の立場だと主人公だけが敵の正体に気づいたのがわかりやすいけど劇中の他の人たちにはそんなんわからないし、しかたないか

・それ以上に、ロボットアニメさながらの戦闘アクションというか板野サーカス風の弾道アクションとかも盛り盛りでアツアツでした。

 

・母と娘の絆みたいな部分もぼくは好き。抑圧されてる当事者はたまったもんじゃないかもですけど
・あの写真がまた泣けて
・「カメラを止めるな」のあの写真と同じような効果というか


・「誰がために!」っていう決めゼリフはいまいち意味がわかんない

 

・原作は、1年近く月ノ美兎さんを追ってる身には少なからず因縁のあるゲームではありますが、あのコラボというのか、特番のゲストというきっかけでこの原作ゲームを知ったので、逆にあれがなかったら知らないままだったのかも
・なんやかんやでプロデュース面では有能っぽいのがすごい

 


・入場特典はフィギュア7種入りのケース

・薬の飲み忘れを防止するために曜日ごとに分けて入れておくやつっぽい



アンパンマン 2019 感想

映画「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」を観ました。
2019年7月6日、109シネマズ川崎にて。

 

・良質なガール・ミーツ・ガールでした。

 

・たぶんあの大臣もちゃんとした魔法の使い方のコツを知っているわけではなくて、でも自分がなんとかするしかなくて、みたいな状況からあんなことになっちゃったのだとしたら大臣もつらい立場ではあったのかも
・担当者しか実務がわからなかった業務を、急にその担当者がいなくなって引き継ぎができてないまま続けなきゃいけなくなったみたいな

・そうか、アナ雪のエルサ様みたいなモチーフか
・バニラ姫がエルサ様でコキンちゃんがアナ、と見立てるのは強引すぎるかしら

 

やなせたかし先生の生誕100年記念作品だそうで
・ぼくらはみんな生きているを一緒に歌ったり踊ったり

・シャカシャカ音が鳴るマラカスみたいなのをお子様のお客様たちに配ってたみたいでしたけど、なんでもない場面でもシャカシャカ振ってる音がしてて、そりゃそうなるわよね、みたいな
・シャカシャカ音どころか「アンパンマンだー」とか「ママー」とか賑やかな上映回でした

 

 

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映画クレヨンしんちゃん2019 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし 感想

映画「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし」を観ました。
2019年5月1日、川崎チネチッタにて。

・好き

・ものすごくストレートなテーマというかメッセージでありつつ、うまいことギャグを絡めてメッセージ一辺倒にならずにエンターテインメントって感じ

・結婚っていいなーというよりかは、たいへんだなーとかすごいなーとか、
・一生をかけられるような相手と出会うというのは素晴らしいものなのでしょうけれども、それだけ重大なことだと思うと身構えてしまうというか
・経験していない身としては、たいへんさは想像しやすいけど、幸福感みたいな部分はいまいち想像だけでは補えないような気がして、にんともかんとも

 

・そういえば今年のコナンくんの映画ではコナンくんのパスポートが無いから国外には出られないみたいな話があってかなり強引な手であれこれしてましたけど、野原家はメキシコやら中国やらオーストラリアやらと行動範囲が広いですね

 

・このところにじさんじばかり見ているものでなんでもかんでもにじさんじと関係付けようとしてしまうのは自重せねばかしら
・オーストラリア→ジェームズ
・コアラ→パチ屋の扉が開かれた
エミュー→超会議でのバーチャルキャスト力一(りきいち)
大塚明夫さんなトレジャーハンター→誰やねん
……振り返ってみたら思ったほど多くはなかったや

 

 

 

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バースデー・ワンダーランド 感想

映画「バースデー・ワンダーランド」を観ました。
2019年5月1日、川崎チネチッタにて。
原作未読。

錬金術師の弟子が赤髪のチビスケでアンジュ・カトリーナさんみたい
・声はだいぶ違うけど

・基本的に不安とか恐怖とかに由来する出来事ばかりで、憎悪に近い感情はあれども、純然たる悪意みたいなものは存在しないので安心して見ることができました。
・いや、不安に駆られての行動だったとしてもやりすぎだったとは思いますが
・殺意とか刃傷沙汰みたくならなくて
・(これは直前に見た「多十郎殉愛記」と対比して見てしまったのも大きいかしら)

・不安とか臆病さといった弱い(とされる)気持ちに焦点が当たっているのは、冒頭で描かれた主人公さんの学校での出来事と重なり合うようになっていて、そういう規模感のお話だったのだろうなあみたいな

・「悪を武力で懲らしめること」ではなくて、「不安とか臆病な心と向き合うこと」が必要だったのでしょうし

 

・欲を言えば、冒頭らへんの、自転車で河川敷を移動していくあたりの描写が、観客の目からは十分に色彩鮮やかに見えていたので、終盤で主人公さんが世界って綺麗みたいなことを言い出したあたりにあまり説得力を感じられなかったというか
・素人考えだと、序盤の風景描写は色彩を暗めにしておくみたいな選択肢もあったのではないかというか、
・当然、素人が考えるようなことは想定された上でああいう表現なのでしょうけれども

・実写映画だと「アーティスト」やら「ピンクとグレー」やら「銃」やらで見かけて、こういう表現いいなーとか思ってしまっていたのもあるかも

・主人公さんが様々な体験を前のめりになりながら過ごしてきたのはわかるのですけど、それらの体験から得られたものと、終盤の説得の場面での発言って釣り合っていたのかしら、みたいな

・「色彩が無くなっていく」という設定のわりに、砂漠なんかでも赤い縞々のグラデーションになっていて、ぼくの目には、あれは十分に色彩豊かな世界であって「色彩が無くなっていく」世界であるようには見えなかったもので

・(そういえば「カラフル」未見なのですがタイトル的にそのあたりの問題意識は既に通過済みなのだとしたら釈迦に説法どころか釈迦に難癖でしかなかったかも)

・けど、劇中の工業の街みたいなところはずいぶんとずいぶんな描写だったので、描こうと思えば描けるのでしょうし、やっぱり意識的にああいう表現をしたものとして受け取るべきか
・主人公さんがあの街を見てたらまた結論は違うものになってたのかしら

 

・たぶん典型的な「行きて帰りし物語」の類型なのでしょうけれども、主人公が1人ではなくて年長者が同行するのって珍しいのではないかしらどうかしら
・ああいう積極的で行動的な年長者が一緒だと主人公は何もしてなくても事態が転がっていったり問題が解決してしまったりで主人公さん本人の冒険譚としてはやや弱くなってしまいそうというか、終盤に至るまでに主人公さんは何をしてきたんだったかあまり思い出せないというか(大半はお姉さんが解決してくれてた気がしてしまって)

・もう少し尺があったら、お姉さんは何でもできるのに自分には何もできない、みたいに他人と見比べて自分を卑下してしまうエピソードなんかもできそうな人物配置というか
・ちょうど、錬金術師の弟子と魔法使いの弟子との関係と対置できそうなような

 

・予告編でクライマックスの部分を見せてしまってたのは、どうなのかしら
・実際にあの場面が感情的にも最高潮だったわけですが
・あの場所へたどり着いた時点で、予告編で見たあれがいつ来るのか、みたいな身構え方をしてしまっていたもので
・難しい問題じゃよね

ハリウッド大作戦! 感想

映画「「カメラを止めるな!」スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」を観ました。
2019年4月20日、川崎チネチッタにて。

・「カメラを止めるな!」の続編兼セルフパロディみたいな感じなのかしら
・出演者やら話の流れやらがだいたい「カメ止め」本編と同じような感じ
・プラスアルファ要素もあるのでそれなりには楽しめましたが、どうしても、同じことを繰り返してるだけみたいな感覚も否めないかも

・娘さんの彼氏さんのいう、こんな環境でやってちゃダメだ、という意見も、あれはあれで必要な視点ではありそう
・現場の人たちは充実感とか達成感みたいのがあるでしょうけど、あんなことを繰り返してたらやりがい搾取みたいなことにもなりかねないような
・スタッフが味噌汁作って頑張ってるんだ、的な感覚というか

・前作はまだ「ゾンビドラマを撮影してたらほんとにゾンビが出てきた」という体裁だったのでゾンビの必然性がありましたけど、今回のは妙にとってつけた感があったような
・いやまあ、たいていのゾンビものは日常が突然変化してしまう象徴でしょうからそういう意味ではそういうものなのでしょうけど
・なんというかこう、物語の起点というか発生源みたいな部分が見えないのがモヤモヤしてしまうのかも

・テーマというか主旋律みたいなのは、主人公男女の結婚するしない・ここから出て行く出て行かない、という決断にあって、それが劇中と劇外とが重なり合う構造になっているあたりは巧妙な仕掛けだと感じたわけですが
・そういや、彼氏の「ここはゾンビばかりじゃないか」という台詞も撮影現場のやりがい搾取的に疲弊している窮状を指摘した台詞として受け取ることもできるのか


・映像面では、前作同様の揺れに加えて、明るさが足りなかったりレンズが汚れたままだったりで、全体的に何が起きてるのかわかりにくかったような気がします
・オチのはずのハリウッドマークの部分も、前半のときはそれがオチになってることに気づけていなかったもので
・もう一回見ればわかるかしら


・そういえば、入れ替わってたのわからなかったんでした
・元々声が似てるのかしら
・しゃべれない設定に加えて急にしゃべったからはじめからああいう声だったのかもと誤認識してしまったのかしら